「周りはみんなスムーズに妊娠しているように見える…」
「不妊治療を始めようか迷っているけれど、実際に治療で授かる人はどれくらいいるんだろう?」
不妊治療(生殖補助医療)を検討しているときや治療中、ふと「自分たちと同じようにがんばっている人はどのくらいいるのか」と気になりますよね。
結論から言うと、現在の日本では約12人に1人(約8.4%)のお子さんが不妊治療(体外受精など)によって誕生しています。小学校の1クラス(約30人)に2〜3人は不妊治療を経て生まれてきている計算です。
この記事では、日本産科婦人科学会の最新データをもとに、不妊治療で子どもが生まれるリアルな割合や背景、気になる費用・保険制度、治療を前向きに進めるためのポイントを解説します。

ちなみに、我が家も約8.4%のうちの1組だ。
不妊治療(生殖補助医療)で生まれる割合は約8.4%!最新データで見るリアルな数字
日本における不妊治療(ART:生殖補助医療)の現場は、年々大きな広がりを見せています。
約12人に1人の奇跡!日本産科婦人科学会「ARTデータブック」から読み解く現状
日本産科婦人科学会が公表している「ARTデータブック」や厚生労働省の関連統計によると、年間に出生する子どものうち、体外受精や顕微授精などの生殖補助医療(ART)によって誕生する子どもの割合は約8.4%(およそ12人に1人)にのぼります。
過去の推移と比較してみても、この割合は年々増加傾向にあります。
| 年代・年 | ARTによる誕生数(年間) | 全出生数に占める割合 |
|---|---|---|
| 2008年頃 | 約2.1万人 | 約50人に1人(約2.0%) |
| 2018年頃 | 約5.7万人 | 約16人に1人(約6.2%) |
| 最新(2022年発表〜) | 約7万人超 | 約12人に1人(約8.4%) |
今や不妊治療は「一部の特別な人だけが行うもの」ではなく、誰にとっても身近で一般的な選択肢の一つになっていることがデータからも明らかです。

正直、こんなに多いと思ってなかったな。
現在だと、もっと増えてるんだろうな。
日本は世界有数の「体外受精大国」
実は、日本は世界的に見ても体外受精の実施件数が非常に多い「体外受精大国」として知られています。
安全な医療体制が整っていることや、後述する保険適用の導入によって、より多くのカップルが治療にステップアップしやすい環境が整ってきたことが大きな要因となっています。
なぜ不妊治療で生まれる子の割合が増えているのか?3つの背景
12人に1人という高い割合まで増加した背景には、日本の社会構造の変化や医療制度の改革が深く関係しています。
① 晩婚化・高年齢出産の増加
女性の社会進出やライフスタイルの多様化に伴い、初婚年齢や初産年齢が上昇しています。一般的に男女ともに年齢を重ねると妊娠力(妊孕性:にんようせい)は徐々に低下するため、自然妊娠に至るまでの期間が長くなり、専門クリニックを受診するカップルが増加しています。
② 不妊治療(生殖補助医療)の保険適用化
2022年4月より、それまで自由診療(全額自己負担)が基本だった「体外受精や顕微授精などの生殖補助医療が基本3割負担(公的医療保険の適用対象)」となりました。
経済的なハードルが大幅に下がったことで、「以前は費用面であきらめていた」「もっと早くステップアップしたい」というカップルが治療を受けやすくなったことが大きな後押しとなっています。
③ 不妊・ブライダルチェックへのハードル低下と認知拡大
SNSやメディアを通じて、有名人や先輩ママ・パパが不妊治療の体験談を発信する機会が増えました。これにより「子どもが欲しいと思ったら、まずはブライダルチェックを受けてみよう」という意識が若年層にも広がっています。

たしかに、ハードルは低くなった気がする。
誰にも言えないことではなくなったのも、良い世の中になった証拠かもな。
不妊治療のステップと気になるお金(費用・保険適用)の話
不妊治療にはいくつかの段階(ステップ)があり、状況に応じてステップアップしていきます。
不妊治療の基本3ステップ
- タイミング法
排卵日を医師が予測し、妊娠しやすいタイミングで性交渉を行う(保険適用) - 人工授精(AIH)
排卵期に合わせて、調整した精子を直接子宮内に注入する(保険適用) - 生殖補助医療(ART)
- 体外受精(IVF)
体外で卵子と精子を受精させる - 顕微授精(ICSI)
細い針を使って1個の精子を卵子に直接注入する - 胚移植
受精して育った胚(受精卵)を子宮に戻す
- 体外受精(IVF)

我が家は、人工授精だったな。
保険適用後の自己負担額の目安と年齢制限
保険適用により、体外受精などの1周期あたりの自己負担額は「約10万円〜15万円前後(3割負担・高額療養費制度適用時)」に抑えられるケースが増えました。
【保険適用を受けるための主な要件・回数制限】
- 治療開始時の女性の年齢
43歳未満 - 胚移植の回数制限
- 40歳未満:子ども1人につき通算6回まで
- 40歳以上43歳未満:子ども1人につき通算3回まで
※男性の年齢制限はありません。また、助成金制度を独自に設けている自治体もあるため、お住まいの市区町村のHPもあわせて確認しましょう。
治療を始める前に知っておきたい!妊活・不妊治療を乗り切るコツ
不妊治療は身体的・金銭的負担だけでなく、精神的なストレスも伴いやすいものです。後悔のない妊活を進めるためのポイントをまとめました。
① まずは夫婦で「現状把握」から(検査を受ける)
不妊の原因は女性側だけでなく、男性側にも同じくらいの割合(約半数)で存在します。
自己流の妊活を何年も続けるよりも、早期に「ブライダルチェック」や「不妊検査」を受けてお互いの状態を知ることが、最短で妊娠への近道となります。

まずは現状把握から始める人も増えたそうだな。
(自分たちが通っていたクリニックで言われた)
② 身体づくりと葉酸・栄養素の摂取
体外受精や自然妊娠に関わらず、赤ちゃんの健やかな発育(神経管閉鎖障害のリスク低減)や母体の健康維持のために、妊娠前から「葉酸」や「亜鉛」「ビタミンD」などの栄養素を積極的に摂取することが厚生労働省からも強く推奨されています。

私はこれを飲んでいたぞ。おすすめじゃ。
③ メンタルケアとパートナーとの対話
通院スケジュールや判定結果に一喜一憂し、心が疲れてしまうことも少なくありません。「〇月までに授からなかったら一度お休みしよう」「通院の日は家事を分担しよう」など、パートナーとこまめに話し合い、二人三脚で歩む姿勢が大切です。

話し合いは大事。
通院の日は、女性側への負担も大きいし、できる限り一緒に付き添えると良いな。

あとは、職場の理解も必要かもしれん。
定期的に通院も必要となるし、夫側、職場、それぞれの協力も必要だと実感したぞ。
まとめ:約12人に1人の時代。一人で悩まず専門家や周りを頼ろう
日本において、不妊治療(生殖補助医療)によって生まれる子どもの割合は、約8.4%(約12人に1人)に達しています。
12人に1人という数字は、不妊治療が特別なものではなく、多くのカップルが選択している前向きな選択肢であることを物語っています。
★今日からできる妊活ステップ★
- 夫婦で妊活について話し合う
お互いの希望や通院への理解を深める - 栄養管理をスタートする
妊娠前に必要な葉酸やビタミンをサプリ等で補う - 専門クリニックの相談・検査を予約する
早めの検査で自分たちに合ったステップを知る
不妊治療は決して孤独な戦いではありません。医療技術や保険制度、便利な検査キットやサプリメント、そして専門家の力を借りながら、無理のないペースであなたたちのペースを作っていきましょう!

