【約59.8%】児童相談所の虐待相談で「心理的虐待」が最多な理由|面前DVの影響と親のストレス解消法

父親・母親
父親・母親

「子ども目の前で夫婦喧嘩をしてしまった…これって子どもの心に悪影響があるのかな?」

「叩いたりしていないけれど、ついつい激しい言葉で叱ってしまう…」

子育てや日常のストレスが重なると、ついきつい口調になったり、パートナーと感情的にぶつかってしまうことがありますよね。

こども家庭庁が発表した最新のデータによると、全国の児童相談所が対応した児童虐待相談のうち、「心理的虐待」が占める割合は約59.8%(約6割)と、身体的虐待やネグレクトを大きく引き離して最も多くなっています。

この記事では、最新データから見る心理的虐待の実態、具体的にどのような行為が当てはまるのか、そして子どもの心を守りながら親のストレスを和らげるための具体的な解決策を解説します。

<span class="bold-blue"><span class="marker-blue">父</span></span>
父

「私は関係ない」ではなく、
「私もそうなる可能性があるから、知っておくべき」というスタンスで見てほしい。

虐待相談の約59.8%が「心理的虐待」!最新データで見る実態

こども家庭庁が公表した「児童相談所における児童虐待相談対応件数」の最新データから、虐待相談の内訳を見ていきましょう。

相談件数は過去最多!心理的虐待が全体の約6割を占める

全国の児童相談所が対応した児童虐待相談件数は年間22万件を超え、過去最多を更新し続けています。その中で、種類別の割合は以下のようになっています。

虐待の種類主な内容構成割合(目安)
心理的虐待面前DV、暴言、無視、きょうだい間の差別的扱いなど約59.8%(最多)
身体的虐待叩く、蹴る、火傷を負わせる、殴るなど約23.0%
ネグレクト(放置)食事を与えない、著しい不潔、車内放置など約15.8%
性的虐待性的な行為の強要、見せるなど約1.4%

「身体的な暴力をふるっていなければ大丈夫」と思われがちですが、実際には相談の約6割が言葉や家庭環境による「心理的虐待」となっています。

なぜ「心理的虐待」の割合がここまで高いのか?

心理的虐待の割合が非常に高くなっている主な要因として、「面前DV(めんぜんディーブイ)」に対する警察や近隣からの通告増加が挙げられます。

夫婦喧嘩の大きな声や物音が近隣から通報され、警察が駆けつけた際に「子どもの前でのDV=心理的虐待」として児童相談所に通告されるケースが定着したことが、数字の上昇に大きく影響しています。

<span class="bold-red"><span class="marker-red">母</span></span>
母

正直、面前DVという言葉を知らなかったな。

具体的にどんな行為が「心理的虐待」にあたるの?

「心理的虐待」とは、言葉や態度によって子どもの心を傷つけ、自尊心を奪う行為のことです。主な具体例として以下の4つが挙げられます。

① 面前DV(子どもの目の前で配偶者に暴力を振るう・暴言を吐く)

直接子どもに手をあげていなくても、子どもの目の前や聞こえる場所で夫婦喧嘩をしたり、パートナーを罵倒したりする行為は「面前DV」となり、心理的虐待に該当します。子どもは激しい恐怖や不安を感じ、脳の発達にも影響が出ることが分かっています。

② 子どもの自尊心を傷つける言葉(暴言・否定)

「生まれてこなければよかった」「ほんとダメな子」「お兄ちゃんはできるのに」など、存在を否定する言葉や過度なけなし、きょうだい間での著しい差別的な扱いも含まれます。

③ 無視・冷淡な態度をとる

子どもが話しかけても意図的に長期間無視し続けたり、感情的な拒絶を繰り返したりすることも、精神的な苦痛を与えるため心理的虐待となります。

④ きょうだいに対して虐待を行うことを見せる

他のきょうだいが酷く叩かれたり怒鳴られたりしている様子を日常的に見せることも、子どもに強いトラウマを与える心理的虐待にあたります。

<span class="bold-blue"><span class="marker-blue">父</span></span>
父

夫婦喧嘩はないし、虐待はしていない自信がある。
ただ、長期間ではないが、イライラして、少しの間、冷たく接してしまうことがある。
自分自身のコントロールが、必要だな。

<span class="bold-red"><span class="marker-red">母</span></span>
母

どちらかが、制止することも必要。
父親がヤバそうだったら、私が出る。その逆も。
このバランスは、子育てしながら培うしかない。

知っておきたい「面前DV」が子どもの心と脳に与えるリスク

「まだ小さい赤ちゃん(幼児)だから、喧嘩の意味なんて分かっていないはず」と思い込んでしまうのは危険です。

  • 脳の発達への影響
    強い恐怖やストレスを感じ続けると、感情や記憶を司る脳の部位(視覚野や扁桃体など)に変形が生じる可能性があることが近年の脳科学研究で判明しています。
  • 感情コントロールの難しさ
    怒りや不安をうまくコントロールできなくなり、学校などで攻撃的になったり、逆に極端に引きこもりがちになったりすることがあります。
  • 身体症状(体調不良)
    夜尿症(おねしょ)、腹痛、頭痛、不眠、チック症状などの形でSOSが出ることがあります。
<span class="bold-blue"><span class="marker-blue">父</span></span>
父

たしかに、自分自身が5-6歳頃に、親が大きな喧嘩をしていた記憶が鮮明に残ってる。

「子どもに怒鳴ってしまう・喧嘩をしてしまう」ときの解決策

多くの親は「本当は優しく接したいのに、余裕がなくて怒鳴ってしまう」と悩んでいます。親のメンタルと環境を整えるための対処法をまとめました。

① 家事や子育てのキャパオーバーを解消する

怒りをコントロールできなくなる最大の原因は「親の過度な疲労と睡眠不足」です。一人で抱え込まず、便利サービスを頼りましょう。

  • 家事代行・冷凍宅食
    夕方の食事作りや掃除の手間を省き、親の休息時間を生み出す
  • 一時預かり・ベビーシッター
    短時間でも子どもと離れてリフレッシュする時間を作る
<span class="bold-red"><span class="marker-red">母</span></span>
母

少しの時間でも、育児の責任と重圧から離れられるのは、メンタル安定に貢献してくれるぞ。

② 夫婦間のコミュニケーション見直しと第三者への相談

夫婦喧嘩が絶えない場合は、お互いの不満が限界に達しているサインです。当事者同士では感情的になってしまう場合、カウンセリングを受けたり、子育て支援センターや専門の無料相談窓口を活用しましょう。

③ アンガーマネジメント(6秒ルール)の実践

子どもやパートナーに対してカッとなったら、「その場を離れる」「深呼吸して6秒数える」というアンガーマネジメントを試してみましょう。感情のピークをやり過ごすことで、激しい暴言を防ぐことができます。

<span class="bold-blue"><span class="marker-blue">父</span></span>
父

これは有名なやつだよな。
怒鳴りそうになったときは、いつも6秒ルールを実践してます。

まとめ:約59.8%の現実。一人で抱え込まず親自身が頼れる環境を作ろう

児童相談所に寄せられる虐待相談のうち、心理的虐待が占める割合は約59.8%と最多です。

これは「多くの親がストレスや夫婦関係の壁にぶつかり、余裕を失っている」ことの裏返しでもあります。自分を責めて一人で抱え込む必要はありません。

★子どもの笑顔を守るための3ステップ★

  1. イライラしたら「疲れている」サインだと自覚する
    まずは親自身の休息を最優先にする
  2. 便利な時短サービス・家事支援を使う
    心のゆとりを買う投資をする
  3. 一人で悩まず専門窓口に相談する
    自治体の子育て相談やカウンセリングを活用する

親が心身ともに健康で笑顔でいられることが、子どもにとって一番の安心感になります。家事代行や便利サービス、専門家の手を賢く借りながら、家庭内のゆとりを作っていきましょう!

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