1歳3ヵ月を迎えると、よちよち歩きから足取りがしっかりとし、少し早足で走るような素振りを見せる子が増えてきます。また、言葉の理解が一気に進み、「自分でやりたい!」という意欲が強まる時期です。その一方で、自分の思い通りにいかないとひっくり返って怒る「プレ・イヤイヤ期」が本格化し、離乳食のムラ食いや遊び食べ、おでかけ先での抱っこ拒否などに頭を悩ませるママ・パパも増えてきます。
この記事では、厚生労働省の公表データやガイドラインをもとに、1歳3ヵ月児の成長目安や離乳食完了期の進め方、自己主張への対応法、リアルな「あるある悩み」まで分かりやすく徹底解説します。
1歳3ヵ月児の特徴と成長目安
1歳3ヵ月になると、足腰の筋力が一段と鍛えられ、手先もさらに器用になって行動範囲と関心が大きく広がります。
厚生労働省の『乳幼児身体発育調査』による、1歳3〜4ヵ月未満の赤ちゃんの標準的な成長目安は以下の通りです。
体重・身長の目安
| 項目 | 男の子の目安 | 女の子の目安 |
| 身長 | 73.0cm 〜 82.5cm | 71.0cm 〜 81.0cm |
| 体重 | 8.23kg 〜 11.72kg | 7.63kg 〜 11.13kg |
※数値は厚生労働省「乳幼児身体発育調査」より。しっかりと歩くことで引き締まり、幼児らしいスタイルになっていきます。
運動機能・言葉・知能の発達
- 安定した歩行と段差登り
両手を下げてバランスよく歩けるようになり、低い段差や階段を大人の手を借りて登ろうとします。 - 単語の増加と意味の理解
「ワンワン」「ブーブー」「マンマ」「あった」など、意味のある単語が2〜3個以上出るようになります。また、大人の簡単な指示(「靴持んできて」「ナイナイして」)を理解して動けます。 - 道具の使い方の理解
スプーンやフォークを使って自分で食べようとしたり、クレヨンを持って紙に走り書きをしたりできるようになります。

言葉覚えもかねて、この時期はカードで遊びまくっていたぞ。
親も嬉しいし、我が子にとっても、良い刺激になるはずだ。
これ、超オススメ。
授乳・離乳食のスケジュールと目安量
離乳食完了期(パクパク期)の真っ只中で、1日3回の食事+1〜2回のおやつ(補食)で栄養のほとんどを摂取するようになります。
離乳食完了期(パクパク期)のポイントと食べムラ対策
- 食事の固さと大きさ
「肉だんごや固めのバナナ程度(歯ぐきや前歯で噛み切れる固さ)」です。一口量を自分で覚えて噛み切る練習(リンゴの薄切りやスティック野菜など)が効果的です。 - ムラ食い・遊び食べへの対応
自我の発達に伴い、「今日は白米しか食べない」「お皿をひっくり返す」といった行動が見られます。無理に完食させようとせず、20〜30分程度で切り上げるなどメリハリをつけましょう。
卒乳・牛乳の活用
1歳3ヵ月頃までに卒乳を終えるご家庭も増えてきます。母乳や育児用ミルクを減らしていく場合は、食事で不足しがちなカルシウムや鉄分を補うため、牛乳(1日200〜300ml程度)やフォローアップミルク、チーズ、ヨーグルトなどを意識して取り入れましょう。
睡眠時間と生活リズム
昼寝が「午後1回(1.5〜2.5時間程度)」にまとまる子が増え、夜の sleep サイクルもより安定してきます。
- 1日の睡眠時間
およそ11〜12時間 - 生活リズムのポイント
午前中に公園などでたっぷり体を動かし、太陽の光を浴びせることで、午後の昼寝と夜の熟睡にメリハリがつきます。
1歳3ヵ月ママ・パパのリアル!「1歳3ヵ月あるある」5選
ちびっこギャング化が始まり、毎日がドタバタの1歳3ヵ月。多くのご家庭で共感される「あるある」です。
1. 道端で「大の字」になってひっくり返り抗議(プレ・イヤイヤ)
帰りたくない時や抱っこを拒否された時、歩道やお店の床の上で「大の字」になってひっくり返り、バタバタと足を鳴らして全身で抗議します。

嫌なものは、嫌なんだぞ。わかってほしいぞ。

まぁ、大人にも都合や周りの目があるから、ほどほどにね。
2. スプーンを上手に使えた瞬間の「見て!できたよ!」のドヤ顔
スプーンの上に載せたご飯を落とさずに口へ運べた時、言葉には出さないものの、目を見開いて「見た!?今すごかったでしょ!?」と言わんばかりの誇らしげなドヤ顔を向けてきます。

ドヤ顔、たまらなく可愛いぞ。要保存じゃな。
3. 「ナイナイ(お片付け)」と言いつつ箱から全部ぶちまける
「おもちゃナイナイしようね」と声をかけると、素直にお片付け箱へ向かうものの、箱を持った瞬間にひっくり返して全部ぶちまけ、振り出しに戻します。
4. 階段を見つけると吸い寄せられるように突進する
足腰が強くなったことで、ショッピングモールや公園の階段を見つけると目ざとく発見。手すりや親の手を握り締めながら、「1段昇ってはドヤ顔」を無限ループします。
5. 「ワンワン」が犬以外の「毛の生えた動物すべて」に適応される
犬はもちろん、猫、うさぎ、鳩、果てはぬいぐるみやテレビに出てくる怪獣まで、動く毛むくじゃらの存在をすべて「ワンワン!」と指差して判定します。

我が子は、ワンワンを見つけたときは、なぜか拍手しながら「ワンワン!ワンワン!」と大興奮していたな。
くぅ、、、可愛い(昔の動画を見返してる)。
この時期の発達を促すおすすめの遊び・おもちゃ
身の回りのまねっこ遊びや、全身を使った運動、指先の発達を刺激する遊びが最適です。
- お絵描き(ぬりえ・クレヨン)
手全体で持てる太めのクレヨン(ベビーコロール等)を握らせ、自由に線を引く楽しさを体感させます。 - おままごと・人形のお世話
ぬいぐるみや人形に「どうぞ」「ねんねー」と布団をかけたりご飯をあげたりする遊びを通して、思いやりの芽生えや言語発達を促します。 - 公園の遊具遊び(すべり台・お砂場)
大人が付き添いながら低いすべり台を滑ったり、砂場でスコップを使って砂をすくう遊びで手先の器用さを育てます。
ママ・パパが注意すべきケアと見守りポイント
運動量と自己主張が急増するこの時期に親が注意すべき安全対策です。
1. 「プレ・イヤイヤ期」の接し方と気持ちの代弁
自分の感情を言葉でうまく表現できないため、かんしゃくを起こします。
- 対応のコツ
「もっと遊びたかったね」「これ触りたかったんだね」と、一度子どもの気持ちを言葉で代弁して受け止めてあげることが、心の安定につながります。
2. 街中での「突然の飛び出し」事故防止
歩行が安定して走れるようになる反面、危険の察知ができません。
- 対策
駐車場や歩道では絶対に手を離さない(手首を握る「つなぎ方」を徹底する)。急な飛び出しを防ぐために迷子防止ハーネスなどの導入も有効です。

何度もヒヤリハットするはず。
可愛い我が子を事故に遭わせないために、絶対に手も目も離すでないぞ。
3. むし歯予防と「水筒・ストロー」の衛生管理
離乳食完了期で固形物を食べる量が増え、歯と歯の間に汚れが溜まりやすくなります。
- ケアのポイント
仕上げ磨きを1日1回(特に寝る前)は必ず行いましょう。また、外出しやすい時期なので、ストロー付きマグや水筒のパッキン類のこまめな消毒・洗浄も忘れずに。
この月齢で準備・買い足しておきたい便利グッズ
プレ・イヤイヤ期と外遊びをサポートするアイテムです。
- 洗えるクレヨン・水でお絵描きシート
服や壁に落書きされても水で落とせるクレヨンや、水を入れたペンで描けるシートを用意すると、部屋を汚さずお絵描きを楽しめます。 - ポータブルなお食事用ハサミ
外食が増える時期です。大人のおかずを取り分けて一口サイズにサクサク切れるミニハサミをマザーズバッグに常備しておくと重宝します。

外出時は必須アイテムだぞ。
- 砂場遊びセット・長靴(プレイウェア)
公園の砂場や水たまりで服を泥だらけにせず思い切り遊ばせるためのプレイウェア(防水つなぎ)があると洗濯のストレスが減ります。

やっぱり、砂遊びは最高だ。たまらんぞ。
まとめ:意思表示は成長の証!「まあいっか」の精神で接しよう
1歳3ヵ月は、「赤ちゃん」から「一人の意志を持った幼児」へと脱皮する大切な過渡期です。プレ・イヤイヤや自我のぶつかり合いで疲れ果てることも増えますが、それは脳と心が順調に育っている証拠。「今日はご飯残してもまあいっか」「安全ならひっくり返っても見守ろう」と、肩の力を抜きながら付き合っていきましょう。

とにかく、親が心に余裕をもって接することが大事だと思うぞ。
完璧を求めず、明るく楽しく、我が子と向き合おう。

