1歳10〜11ヵ月を迎えると、いよいよ「2歳」という大きな節目が目前に迫ってきます。走る・跳ぶ・登るといった身体機能が大きく成長する一方で、イヤイヤ期(第一反抗期)が本格的なピークを迎え、毎日の関わりに頭を抱えるママ・パパも増える時期です。また、「これ なぁに」「ワンワン きた」などの二語文が定着し始め、コミュニケーションの幅が一気に広がります。2歳に向けたトイレトレーニングの準備や生活習慣の自立も意識し始めるタイミングです。
この記事では、厚生労働省の公表データやガイドラインをもとに、1歳10〜11ヵ月児の成長目安やイヤイヤ期ピークの乗り切り方、トイトレ準備、リアルな「あるある悩み」まで分かりやすく解説します。
1歳10〜11ヵ月児の特徴と成長目安
1歳10〜11ヵ月になると、足腰や体幹がしっかりし、日常のほとんどの動作を自分でやろうとする姿勢が見られます。
厚生労働省の『乳幼児身体発育調査』による、1歳10〜12ヵ月未満の赤ちゃんの標準的な成長目安は以下の通りです。
体重・身長の目安
| 項目 | 男の子の目安 | 女の子の目安 |
| 身長 | 78.8cm 〜 91.1cm | 77.2cm 〜 89.6cm |
| 体重 | 9.49kg 〜 13.88kg | 8.88kg 〜 13.19kg |
※数値は厚生労働省「乳幼児身体発育調査」より。運動量が非常に多いため引き締まった幼児体型になり、個人差も大きくなります。
運動機能・言葉・精神発達
- 全身運動の発達
走るスピードが速くなり、手すりなしで階段を昇り降りしたり、両足でピョンとジャンプしたりできるようになります。 - 二語文の定着
「ママ おいで」「これ ちょうだい」「ワンワン いた」など、2つの単語をつなげた「二語文」を話し始める子が増えてきます。 - イヤイヤ期(魔の2歳児)のピーク
自分の思い通りにならないと、場所を問わず激しいかんしゃくを起こしたり、地面にのけ反って泣き叫んだりします。

イヤイヤ期を乗り越えると、父親も母親も一層強くなるぞ。
トイレトレーニング(トイトレ)の準備
2歳前後からの本格的なトイトレに向けて、この時期は「トイレという存在に慣れる準備(プレトイトレ)」を始めるとスムーズです。
トイトレ開始の判断目安
厚生労働省や小児科でも推奨されているトイトレ開始のサインは以下の3つです。
- 一人で歩いてトイレまで行ける
- おしっこの間隔が2時間以上空く(おむつが濡れていない時間がある)
- 「でた」「でる」などの意思表示ができる

我が家は、おしっこの間隔が2時間以上空いてきたタイミングで、少しずつ始めたぞ。
この時期にできる準備(プレトイトレ)
- 絵本やアニメでイメージを掴む
トイレを題材にした絵本や知育玩具で「トイレはおしっこをする場所」というイメージを楽しく伝えましょう。 - おまる・補助便座の設置
トイレに補助便座やおまるを置き、座る練習(ごっこ遊び感覚)をしてみましょう。
睡眠時間と生活リズム
生活リズムがすっかり安定し、大人とほぼ同じ時間帯で過ごせるようになります。
- 1日の睡眠時間
およそ11〜12時間(昼寝は午後1回、1.5〜2時間程度) - 夜泣き・寝ぐずり対策
日中の刺激やイヤイヤ期の葛藤により、寝る前に興奮して「寝たくない!」と大暴れすることがあります。入眠前の絵本読みやお風呂の時間を固定し、ルーティン化しましょう。

我が家は、とにかく毎日同じリズムで、寝るようにしていたな。
歯磨き→お風呂→身支度→麦茶→トイレ→寝る前の抱きしめタイム→入眠
1歳10〜11ヵ月ママ・パパのリアル!「1歳10〜11ヵ月あるある」5選
イヤイヤ期MAX+語彙力急増で、毎日が怒涛の展開になる1歳10〜11ヵ月。多くのご家庭で共感される「あるある」です。
1. 「イヤ!」のバリエーションが増えて全否定される
「嫌!」だけでなく、「ちがう!」「ダメ!」「いらない!」と手足を振って全力拒否。理由を聞いてもすべて「ちがうー!」で返され、親は途方に暮れます。

我が家は、そこまで激しくは無かったと思うが、それでも大変だったぞ。
2. 「お店の床にのけ反り寝そべり」が日常茶飯事になる
気に入らないことがあると、スーパーや駅のホーム、アスファルトの上で一瞬にして「エビ反り寝そべり」。道行く人に見守られながら、親は無心で抱え上げることになります。
3. 「これ なぁに?」に答えた直後に「なんで?」の連鎖が始まる
「これなぁに?」「バスだよ」「なんで?」「みんなを乗せて走るからだよ」「なんで?」と無限の「なんで攻撃」が始まり、最終的に親の語彙力が底をつきます。

たまに、核心的なことを聞かれたり、哲学的なことを聞かれたり。
親も返答に困る質問も多いぞ。
4. おむつ替えを拒否して「裸族」で部屋を爆走する
おむつを脱がせた瞬間、「キャー!」と叫んで逃走。裸のまま部屋中を爆走し、親はおむつを持って追いかける運動会が開催されます。

大運動会じゃ。
双子たちは、新品のおむつをかぶり「オムツマンがきたぞ!」をやっていた。
今となっては良い思い出だな。
5. 自分で靴が履けないと「おもちゃを遠投」して怒る
自立心が強すぎるあまり、靴や服がうまく着られないと激怒。持っているおもちゃや靴を「キーッ!」と壁や床へ投石器のように投げ飛ばします。
この時期の発達を促すおすすめの遊び・おもちゃ
二語文を育むコミュニケーションと、指先の精密な動き、見立て遊びが最適です。
- ごっこ遊び・おままごと
「これおいしいね」「あーんして」と役割を決めたごっこ遊びを通して、二語文や三語文へのステップアップを促します。 - 紐通し・大きなブロック
穴に紐を通したり、ブロックを組み立てて形を作ったりする遊びで、指先の器用さと集中力を養います。 - トイトレ用おまる・補助便座ごっこ
ぬいぐるみをおまるに座らせて「おしっこ出たね、パチパチ」とお世話ごっこをするのも効果的です。
ママ・パパが注意すべきケアと見守りポイント
イヤイヤ期ピークを乗り切るためのマインドと安全対策です。
1. イヤイヤ期ピークを乗り切る接し方(2択の提案)
「〜しなさい」と言っても「嫌!」と返されるため、子どもの自尊心を尊重するアプローチを取りましょう。
- 対応のコツ
「靴履くよ」ではなく「赤い靴と青い靴、どっちで出かける?」のように、子ども自身に選ばせる(選択肢を与える)と納得して動きやすくなります。
2. 2歳前の「安全対策の再チェック」
背が伸び、踏み台を自分で動かして高い場所に手が届くようになります。
- 対策
キッチンのコンロ周り、ベランダの足場になるもの(箱やプランター)の撤去、薬品・洗剤の鍵付き保管を再徹底してください。

対策をした上で、そこに近づく、イタズラをしようとした際は、強く言っていた。
絶対に子供は近づいてはいけない場所として、認識してくれるようになった気がする。
(子育て論は、各家庭ごとにあると思うので、あくまで一例として捉えてね)
3. 2歳の誕生日イベントの準備
1歳の時とは違い、本人も「誕生日」や「ケーキ」「プレゼント」の概念を理解し始めます。欲しいおもちゃの聞き取りや飾り付けの準備を少しずつ始めましょう。

ちなみに、よく聞かれるのだが、双子の場合はケーキどうするの?と。
もちろん1個ずつ、合計2個を買います。
この月齢で準備・買い足しておきたい便利グッズ
イヤイヤ期のストレス軽減とトイトレ準備アイテムです。
- 補助便座 / おまる
トイレに設置するステップ付き補助便座や、部屋で練習できるおまるを用意し、トイレに親しみを持たせましょう。
- ベルト付き安全ハイチェア / お食事クッション
食事中の立ち上がりや「イヤイヤ脱走」を防ぐため、身体をしっかり固定できる安全ベルト付きチェアが活躍します。個人的には、リッチェルがオススメ(リッチェル商品、全般的に好んで使ってたな)。
- トイトレ用絵本・知育玩具
『ノンタン おしっこ しーしー』などの絵本や、音の鳴るトイトレ玩具で楽しくイメージトレーニングを行いましょう。

大変お世話になった絵本です。
やっぱり、ノンタンはノンタンでした。ネ申。
まとめ:もうすぐ2歳!イヤイヤ期は心が健やかに育っている証拠
1歳10〜11ヵ月は、イヤイヤ期のピークと重なり、親にとっても精神的・体力的につらい時期です。しかし、「嫌!」と主張できるのは、自分と他人の区別がつき、「自分の意思」をしっかり持てるようになったという大きな成長の証でもあります。完璧を目指さず、「まあいっか」の精神で2歳の誕生日を笑顔で迎えましょう!

